熊谷 敦子[日本共産党福岡市議会議員(西区)]

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2016年9月議会

博多港引揚げ資料館の整備、学校で引揚げを教えて 市立福岡女子高校の特別教室にもエアコンを

2016年9月議会

日本共産党の熊谷敦子市議は9月14日の本会議で、博多港引揚げと市立高校のエアコン設置について一般質問をしました。

博多港は戦後1年半の間に139万人が中国など国外から帰国してきた日本最大規模の引揚げ港という歴史があります。引揚げ者や関係者の長年の要求にもかかわらず、市は引揚げ資料館を建設せず、ふくふくプラザの1階の一部に無人の展示コーナーを設けただけで、市民から提供された当時の物品や書類、写真など貴重な資料は総合図書館の倉庫に保管されたままです。

熊谷市議は、高齢となった引揚げ者のみなさんが「引揚げの歴史を誰も知らない時代が来る前になんとかしたい」「今が最後なんです」と覚悟して、6項目の署名活動を始めたことを紹介し、その切なる願いに市としてこたえるべきだと強調。市に専門部署を設置して、市民からの資料収集をさらにすすめ、資料を活用して今の展示コーナーの展示内容を適宜入れ替えるとともに、同じ引揚げ港の佐世保や舞鶴のように充実した資料館の整備を要求しました。

また、地元の特色を生かした歴史教育の観点から、博多港引揚げの史実を学校教育の課題に位置付け、子どもたちに戦争の悲惨さと平和の大切さを教える教材として使うよう提案しました。

さらに、高島市長が推進するウォーターフロント再開発のもとで、博多港中央ふ頭に設置された引揚げ記念碑「那の津往還」と記念樹の存続が心配されており、移転させたりなくしたりすることなく維持するよう求めました。

市長は、展示コーナーの周知に努めると答弁し、記念碑・記念樹の維持については言明しませんでした。教育長は教材について「今後研究する」と答弁しました。

熊谷市議は、市民団体といっしょに行った市立福岡女子高校の学校ウォッチングで調査したことをふまえ、とくに緊急性の高い特別教室のエアコン設置についてただしました。

同校には重い病気のため酸素ボンベを携帯し、適切な室温管理が必要な被服科の生徒が通学していますが、授業で使用することが多い服飾デザイン室にはエアコンが未設置のため、夏や冬が心配だという声が学校関係者や保護者からあがっています。質問で設置費用は300万円だということが判明し、熊谷市議は「命に関わる。早急に設置すべき」と迫りました。教育長は「今後の検討課題だ」との答弁にとどまりました。

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